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未経験からレースメカニック(F1メカニック)になるには?

記事更新日:2024/4/1

レースメカニック(F1メカニック)をせっかく目指すのであれば、チームに求められるメカニックになりたくはありませんか? この記事では、未経験からレースメカニックを目指すステップについて解説します。

レースメカニックとは?

レーシングメカニックとは、レーシングカーを速く、安全に走らせるために整備や修理を行い、ベストなコンディションを保たせる仕事です。整備不良はレースの勝敗に関わるのはもちろん、重大な事故に繋がる恐れもあるため、ドライバーの命を守る役割もある非常に責任の重い仕事です。

乗用車の整備とは違い、マシンを細かく分解して組み立て直したり、マシンの性能を上げるためのチューニングや消耗具合の分析なども行います。

カーレース業界は楽しい?過酷?

一見華やかに見えるカーレース業界ですが、仕事内容はとても過酷です。シーズン中に入ると休みがなく、残業も当たり前のようにあり、いわゆる「ブラック」と呼ばれることも多いです。

この業界で一生働き続けることは不可能ではありませんが、年齢を重ねるごとに収入面や健康面で継続できなくなる方も少なくありません。

だからこそマシンやレースを心から好きな人たちだけが楽しんで働ける場であり、やりがいを持って働いている方が多いです。

レースメカニックになるには

レースメカニックになるには、どのような資格やスキルが必要なのでしょうか?この章では、レースメカニックのなり方について解説します。

必要な資格・スキルは?

一般的にレース業界では、自動車整備士資格は必要ないと言われます。しかし、資格を持たないとしても相応の技術や知識は必要となってきます。自動車整備の基本を知るためにも、資格取得を目指すことは非常に重要です。2級以上の自動車整備士資格を取得していれば安心でしょう。

また、レースマシンは今やコンピューターで管理をしており、整備内容は日々高度化しています。レースマシンには普通の自動車と違った特殊なパーツが使用されているため、最新のパーツや工具に関する情報を取得したり、常に特殊な整備方法を学んでいくことも必要不可欠です。レースメカニックが一般的な整備士より高度な整備技術と知識が必要と言われる理由はここにあります。

更に、マシンを完璧に仕上げるための体力や集中力、レース中のアクシデントにも正確に対応できる冷静さや素早い判断力も常に求められます。

求人募集は多い?

シーズン中に多くのメカニックが必要になることや、その過酷さ故に人の入れ替わりが非常に激しいことから、ほとんどの会社やレースガレージでは不定期で求人を募集しています。日本で働くレースメカニックの多くは「フリーメカニック」として兼業しており、普段は一般自動車の整備や別の仕事をしている方もいます。

多くのガレージが求人を出す中で、会社による実力の差はやはりあるもの。その中で自分が望む求人を探すには、行動力が大切です。求人情報のみで判断するのではなく、レース実績なども細かくチェックし、気になることがあれば積極的に問い合わせてみるなどしてみましょう。積極的に情報を収集しておくことは、実際にガレージに応募するときにももちろん役立ちます。

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F1レースメカニックを目指すなら

今後F1レースメカニックを目指すのであれば、メカニックとしての高い技術や知識、経験はもちろん、英語のスキルが必須です。ただし、それらがあってもなお、初めからF1チームのレースメカニックになることはほぼ不可能です。F3などのガレージからステップアップをするか、日本である程度メカニックとしての実績を作ることが採用ハードルを下げる要因になります。

日本でのレースメカニックを目指す以上に、根気強さと実力が必要です。狭き門なのは間違いありませんが、志願者が後を絶たないのも事実です。世界最高峰のレースで仕事をしているという喜びを感じられる職業ですので、やりがいを感じたいのであれば目指す価値は充分にあるでしょう。

まとめ

ここまでの内容をまとめると、以下のようになります。

・レースメカニックは心から好きでないと継続して働くことが難しい職業
・自動車整備士資格はあったほうが有利
・日本では、兼業でレースメカニックをやっている人が多い
・求める募集求人を見つけるには、行動力と積極性が大事
・根気強さと実力があれば、F1メカニックも目指せる可能性も

一口にレースメカニックと言っても、参加するレースの種類や規模は幅広くあります。まずは自分自身がどのクラスのレースメカニックになりたいのかをしっかりと考え、そこを目指すために必要な経験は何か、それはどこへ行けば積めるのかを計画立てて、積極的に実行していくことが大事です。

裏方と呼ばれるような作業が多いのがレースメカニックという仕事です。表に出ることもほとんどありませんが、お金のためではなくやりがいや夢を求めて働ける人が今後活躍できます。

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最後に

以上、未経験からレーシングメカニック(レースカー整備士)になるためのステップについてご紹介しました。この記事を読まれた方はメカニック求人の探し方と自己PR方法~良い条件の職場で正社員として働こう~も一読することをおすすめします。

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