自動車整備士はどうしてつなぎを着ているのでしょうか?また、整備士として働くにあたって、髪型や服装について決まりはあるのでしょうか?この記事では整備士の身だしなみについて解説致します。
自動車整備士がつなぎを着る理由
自動車整備士はつなぎを着ることがほとんどですが、それはどのような理由があるのでしょうか?この章では、自動車整備士とつなぎについて解説致します。
つなぎは整備士の制服
自動車整備士の服装はつなぎ、そんなイメージがある方も多いと思います。自動車整備士はどうしてつなぎを着ているのでしょうか?
まず第一に、自動車整備士は就労先の会社から制服としてつなぎを支給されることがほとんどです。自前のつなぎを使用することはほとんどないでしょう。
つなぎは、整備士自身の安全面と車に対する安全面の双方が考慮された優れた制服で、自動車整備士のつなぎはファスナーの金具が表に出ない等様々な工夫をされています。多くの整備会社でつなぎが使われているのはきちんと理由があるんですね。
夏や冬のつなぎの着こなし
会社から支給されるつなぎは基本的に長袖です。怪我や汚れから身体を守るため、袖を捲って作業をすることはあまりありません。ですので夏は暑く、冬は寒いことが多いのが現状です。それでは現場の整備士はどのようにして寒暖差に対応しているのでしょうか?
ほとんどの整備士は、夏はつなぎの下に風通しのいいメッシュ素材のTシャツや涼しくなる素材のインナーを着用しており、冬はつなぎの下にトレーナーや発熱素材のシャツなどを着用して温度調節をしているようです。
冬場はつなぎの上に着用するジャンバーが支給される現場も多いようですが、実際の作業中はジャンバーを着ていると邪魔になるので作業中は着用しない人が大半のようです。
自動車整備士と身だしなみの話
自動車整備士とつなぎの話は前の章で解説しましたが、髪型や通勤時の服装等の身だしなみはどうでしょうか?この章では自動車整備士と身だしなみについて解説致します。
自動車整備士と髪型
民間自動車整備工場であれカーディーラーであれ、多くの自動車整備士の就業先では、お客様に整備した内容や技術面の説明をするなどのお客様対応業務が発生します。
そのように接客業の一面がある職種なので、自動車整備士の髪型は他のサラリーマンと同じく社会人として失礼のない髪型が求められます。派手なカラーや長髪はNGな職場が多いのが現状です。
しかし、一部のモータースなどこだわりに理解のある現場もあるので、どうしても髪の色を派手にしたい人や長髪にこだわりがある人は、そのような髪型での就労がOKか面接前に確認しておきましょう。
自動車整備士とアクセサリー
結婚指輪など、肌身離さず身に着けておきたいアクセサリーがある方もいらっしゃるでしょう。自動車整備士は仕事中、アクセサリーをつけたままでも働けるのでしょうか?
残念ながら、多くの整備現場ではアクセサリーの着用が禁止されています。なぜなら、ネックレスや指輪などのアクセサリーは、車のボディーに傷をつけてしまうかもしれないからです。
加えて、ネックレスやチェーンなどの長さのあるアクセサリーは、機械に巻き込まれる・突起に引っかかるなどの事故が発生する可能性もあり、非常に危険です。前の章で書いた長髪についても、同じく巻き込みの危険があるため、ヘアゴムなどでまとめることが求められます。
また、結婚指輪などの大事なアクセサリーを付けたままにしていると、作業の最中に車の中に落として失くしたり、汚れやゆがみの原因になるため、そういった意味でもアクセサリーは身に着けない方が無難でしょう。
自動車整備士と通勤の服装
自動車整備士は会社についてから会社支給のつなぎに着替える場合がほとんどです。ですので、通勤時の服装については問われない場合が大半となっています。
しかしながら、一部のディーラーでは通勤時の服装であれどお客様の目に触れる可能性があるという考え方のもと、ある程度社会人としてきちんとした服装を求める企業もあるようです。これも髪型とあわせて、こだわりがある人は面接前に確認しておくのが得策でしょう。
最後に
以上、自動車整備士の身だしなみについてご紹介しました。この記事を読まれた方は、自動車整備士の魅力とは?仕事のやりがいやメリットを解説!も一読することをおすすめします。
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