仕事を決めるときにチェックしたいポイントの一つに、退職金の有無があります。退職金の有無は企業や勤続年数、雇用形態によって異なるため、人によって受け取れるか受け取れないか、受け取れるとしても金額は様々です。
この記事では、整備士の退職と退職金について詳しく解説いたします。
退職金とは?
退職金って?
退職金は退職する際に勤めていた企業から支払われる賃金を指します。退職金制度そのものがない企業もありますので、注意しましょう。
退職金は定年の際に受け取るイメージがあるかもしれませんが、定年退職以外でも、退職時に退職金をもらえる場合があります。勤続何年目からもらえるか等、各企業ごとの就業規則によって異なりますので、就業中の人は自身の会社の就業規則を調べてみると良いでしょう。
確定拠出年金に注意!
確定拠出年金は企業が先導し、労働者自身が費用を運用する事により、定年退職時に一定の金額を受け取る仕組みとなります。
その会社の退職金が確定拠出年金を指す場合は、勤続年数が長くても、受給できる年齢に達していなければすぐには退職金を受け取れませんので注意が必要です。
整備士と退職金
整備士に退職金はある?
上述した通り、退職金の有無は企業によって異なります。退職する前に、自身が働く企業の就業規則を確認しましょう。
また、今から仕事を探す人は入社前に退職金の有無を確認するのが良いでしょう。
整備士の退職金はいくら?
自動車整備士に特化した退職金のデータはありませんが、一般的な退職金のデータは中央労働委員会がモデル退職金額を公開しています。このモデルは、高校を卒業後すぐ生産労働者として入社し、その後標準的に昇進した者で、会社都合退職をした場合のモデル退職金です。
勤続年数 | 会社都合退職 |
5年 | ¥950,000 |
15年 | ¥4,224,000 |
25年 | ¥10,187,000 |
35年 | ¥17,269,000 |
引用:中央労働委員会「令和3年退職金、年金及び定年制事情調査」
企業のある地域などによっても相場は変わりますのでご注意ください。自己都合退職と会社都合退職では退職金の金額が大きく異なる事も注意したいポイントです。上記は会社都合退職のみのデータですので、自己都合退職の場合は低めの金額となるでしょう。
自動車整備士の給料について解説!昇給についても調べてみました!
まとめ
退職金の有無や金額、支給される時期は企業によって大きく異なります。まず就業規則を確認し、自分が対象になるのか、いつ、いくら貰えるかを調べておきましょう。
退職後の生活を考えると、退職するときにまとまったお金が貰えるかどうかは重要です。特に、次の仕事が決まらない状態で退職する際には注意しておくといいでしょう。
退職の意思を会社に伝える時期などについても、会社独自に規定のある場合があるため、円満に退職したい場合は就業規則の退職に関わる内容をしっかりと調べておきましょう。
最後に
以上、自動車整備士の退職と退職金についてご紹介しました。この記事を読まれた方は、転職で整備士を志望するあなたへ!無資格・有資格者別に志望動機の作り方を解説!も一読することをおすすめします。
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