自動車整備士の給料は安い!というイメージがある人も多いのではないのでしょうか。実際のところ、自動車整備士の給料は安いのでしょうか?
この記事では、数字を交えて自動車整備士の給料について解説致します。
自動車整備士の給料事情
自動車整備士の給料は本当に安いのでしょうか?調査してみました。
自動車整備士の給料は安い?
自動車整備士の給料は安いのか、調査してみた結果がこちらです。
自動車整備士の平均年収は、令和4年度調査で約404万円でした。(引用:自動車分解整備業実態調査結果概要/日本自動車整備振興会連合会)
自動車整備士の給料は年収にして平均400万円程度、それでは日本の全業種の平均年収はどれくらいあるのでしょうか?
日本の全業種の平均年収は令和4年度調査で458万円でした。(引用:民間給与実態統計調査/国税庁)
上記の結果を見ると、自動車整備士の給料は安いという印象があってもおかしくないかもしれません。
とはいえ近年、自動車整備士の給料は上がり続けています。次の章では自動車整備士の給料の上昇について解説致します。
自動車整備士の平均年収は10年以上増加中!
自動車整備士の平均年収は近年、上がり続けています。具体的なデータを見ていきましょう。
2018年度 | 2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 | |
平均年収 | 391万円 | 392万円 | 396万円 | 398万円 | 404万円 | 417万円 |
(引用:自動車分解整備業実態調査結果概要/日本自動車整備振興会連合会)
上記の表を見てもわかるように、年々上昇傾向にあるのがわかります。
自動車整備士の需要は近年高まっており、それに伴い給料や待遇もどんどん良くなっているようです。将来にも期待できますね。
自動車整備士の給料はなぜ安いイメージがあるの?
安いと思われがちな自動車整備士の給料ですが、なぜそんなに安いというイメージがついてしまっているのでしょうか?その理由の一つとして、ボーナスに重きをおいている企業が多いことが考えられます。
詳細は企業によりますが、月収は平均より少ないものの年間賞与が5ヶ月分出たり、さらに業績によって決算賞与などが出る企業もあります。その場合、年収は平均値に近くても月収だけを見ると少ない金額に見えてしまうでしょう。
自動車整備士の給料は働く場所によって違う?
自動車整備士の給料については解説しましたが、同じ自動車整備士でも働く場所によって給料は異なるのでしょうか?調べてみました!
整備士の給料は働く場所によって変わる!
2018年度 | 2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 | |
カーディーラー以外 | 358万円 | 362万円 | 365万円 | 367万円 | 370万円 | 385万円 |
カーディーラー | 466万円 | 461万円 | 466万円 | 468万円 | 481万円 | 490万円 |
(引用:自動車分解整備業実態調査結果概要/日本自動車整備振興会連合会)
上記の表でもわかるように、カーディーラーで働く整備士の給料は、カーディーラー以外(民間整備工場やカーショップ)で働く整備士の給料より大分高いことが見て取れますね。つまり、自動車整備士でも働く場所をうまく選ぶことにより平均以上の収入を得る事は可能です。
整備士のまま平均年収を上回るには?
上記で解説した通り、働く場所によって整備士の給料は大きく変わります。例として、民間整備工場よりもディーラーの方が給与水準が高い、乗用車整備より大型車整備の方が残業が多く収入が高くなりやすいなどの傾向があります。
働く場所を選べば整備士でも高給を得られるということがわかりましたね。現在整備士として働いていて平均年収を下回っている人は、転職を視野に入れてみるのもいいかもしれません。
最後に
以上、自動車整備士の給料についてご紹介しました。この記事を読まれた方は、自動車整備士の転職はエージェントがおすすめ!も一読することをおすすめします。
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