この記事をご覧の方の中には、整備士として転職したいものの、どんな自己PRを履歴書や面接で伝えたらいいのかがわからない…とお悩みの方が多いかと思います。

この記事では、希望する企業から内定を出してもらいやすい自己PRの方法についてご紹介します。

そもそも自己PRとは

今までの経験を活かして、希望する企業にどのように貢献することができるのかをアピールするのが自己PRです。最初のステップとしては、「定性」と「定量」の意識で自己PRを考えましょう。

「定性：数字では表せない内容でアピール」
・学生時代は、整備士の知識だけでなくコミュニケーション能力の向上にも意識を向けた。
・前職の整備工場では、誰よりも早く・丁寧に修理を行った。
・作業のミスを減らすためのチェックシートを作成した。
・アルバイトへのコミュニケーションを徹底し、親身になって対応した。

「定量：具体的な数字に着目した内容でアピール」
・誰よりも早く2級整備士を取得するために毎日2時間は勉強した。
・どの生徒よりも早く2級整備士の資格を取得した。
・アルバイトに積極的に声を掛け、離職率を0％にした。
・リーダーとして現場に指示を出し、前年比125％にした。

しっかり伝わる！効果的な自己PRとは？

自己PRでは、ほどよい文章量で自分の魅力を相手に伝える必要があります。それでは、より効果的な自己PRを作るにはどのような点を意識すればいいのでしょうか？この章では、例文を交えてポイントをご紹介します。

企業が求めている経験をアピールする

まずは希望する企業がどのような経験を求めているのか、しっかり確認しましょう。それに合わせて自己PRができれば必ず興味を持ってくれます。

例えば、このように会社が求めている経験と自分が経験してきた業務を確認し、PRすることが大切になってきます。

・乗用車をメインで取り扱ってきました。
・大型ならなんでも整備できます。
・ディーラーの経験が4年あります。
・どんな車種でも整備できますがメインは輸入車でした。

自分にしかない経験をアピール

地方の小さな整備工場でない場合、大勢の求職者が面接に挑みます。求職者が多い時期だと1日10名以上の応募者を面接する企業もありますので、調べて出てくるようなテンプレートそのままの内容だと他の求職者の中に埋もれてしまいます。そのため、他人とは異なる点をアピールし印象に残して貰わないと受かるのは難しいです。

例えば、

自動車整備の仕事は人の命に関わる重要な仕事にも関わらず前職では月間5件のミスが発生していました。そのため私は、まだ店に整っていなかったミス防止策として、作業用のチェックシートを作成し一つひとつの作業を確認しながら行う基盤作りを行いました。その結果、月間のミスを0件にすることができました。

このような内容はその経験をしたことがある人しか言えないオリジナルの内容です。

この例では、以下のような評価を得ることが可能です。

・自動車整備の仕事は人の命に関わる重要な仕事＝「整備士業務の基礎を理解している」
・前職では毎月5件のミスが発生＝「店の問題点に目を向けている」
・作業用のチェックシートを作成し一つひとつの作業を確認しながら行う基盤作り＝「新しい価値を創造する人材だ」
・月のミスを0件にすることができました＝「結果を出して貢献してくれるだろう」

このように企業にとって新しい価値を創造してくれる人材というアピールをすれば印象に残ります。

どんな風に会社の役に立てるのか？という部分を面接官が具体的に想像できるようなエピソードを選ぶとより効果的です。

まとめ

ここまでの内容をまとめると以下の3つです。

●ポイント1　実績を数字で語る
前職または学校でどのような実績を残せたのか、数字を使ってわかりやすく履歴書や面接官に伝えましょう。

●ポイント2　企業が求めている経験のアピールを忘れずに！
例えば、企業が大型の経験者を求めているなら大型の経験をアピール、輸入車の経験を求めているなら輸入車の整備経験をアピール。このように企業が求めていることを事前に確認しアピールしましょう。

●ポイント3　自分にしかない経験をPRしよう！
他の求職者よりも印象に残るように、自分にしかない経験・実績をアピールしましょう。

最後に

以上、整備士として企業から内定を獲得するための自己PRの作り方についてご紹介しました。この記事を読まれた方は、【2023年】自動車業界に転職したい方にオススメの転職エージェント5選！も一読することをおすすめします。

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