整備工場には認証工場と指定工場の二種類があります。それでは認証工場と指定工場はどう違うのでしょうか?この記事では認証工場と指定工場の違いについて解説致します。
認証工場とは?
認証工場とは?
自動車のメカ部分を分解して修理する資格を持っている工場の事を認証工場といいます。認証工場は分解整備工場と呼ばれており、自動車のメカ部分を分解し、修理する事が可能です。
認証工場と従業員
認証工場は整備要員として従業員を2人以上置くことを求められています。また、検査主任者と整備工員1人以上が必須です。並びに、そのうち1人には2級自動車整備士として整備主任者の届け出が必須となります。
認証工場と作業場
車両整備のための作業場にも規定があります。車両整備・点検・部品整備の作業場・車両置き場に関して、普通自動車を取り扱いの場合室内作業場は4m×8、部品整備作業場は8㎥、点検作業場は4m×8m、車両置き場は3m×5.5mが必須となります。
認証工場と設備
点検と整備に用いる機器を保有する事が必須となります。
指定工場とは?
指定工場とは?
指定工場とは認証資格を持っており、さらに指定工場としての要項を満たしている工場の事を指定工場と呼びます。
指定工場は国から委託された機関であり、検査ラインを保有しています。認証工場では自社で車検が出来ませんが、指定工場では自社で車検を行う事が出来ます。
指定工場と従業員
指定工場は従業員を5人以上雇用しなければなりません、また、検査業務を行う自動車検査員を1人以上置くことが義務付けられています。検査員も資格必須というだけではなく、整備主任者として1年以上の経験があり、地方運輸局長が行う教習を修了していることが必須となります。
指定工場と作業場
指定工場では自動車の分解整備に必要な作業場(室内)のほか、車両置き場(19.2㎥以上)が必要となります。また、別途で完成検査場が必要となります。
指定工場と設備
自動車分解整備事業に必要な30品目及び検査に必要な機器が44品目必要となります。
指定工場と認証工場の違い
前の章まででは指定工場と認証工場について説明いたしました。大きな違いはやはり、指定工場では自社で車検が出来て、認証工場では自社で車検が出来ない事ですね。自分が車を頼む整備工場がどちらになるのか一度調べてみるのもいいかもしれません!
最後に
以上、自動車整備士の給料や昇給する方法についてご紹介しました。この記事を読まれた方は、自動車整備士の転職はエージェントがおすすめ!も一読することをおすすめします。
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