ディーラーには、普通車のディーラーの他にもトラックなどの大型車ディーラーがあります。それでは、普通車ディーラーとトラックディーラーはどのような違いがあるのでしょうか?
この記事ではトラックディーラーで働く自動車整備士の給料や待遇、メリットやデメリットについて解説します。
トラックディーラーで働く自動車整備士の給料は?
トラックディーラーで働く自動車整備士の平均年収はいくらなのでしょうか?この章ではトラックディーラーで働く自動車整備士の平均給料について調査した結果をご紹介します。
トラックディーラーで働く整備士の平均年収
トラックディーラーで働く自動車整備士の平均年収を、弊社取り扱い求人の独自調べではありますが調査してみました。
トラックディーラーで働く自動車整備士の平均年収 456.4万円(初年度)
自動車整備士の平均年収が年間400万円程度であることを踏まえると、平均より高めの金額ですね。
また、これには残業代が入っておらず、トラックディーラーは残業が多い傾向にあるので、努力によってはもっと収入を増やせる可能性があります。沢山働いて沢山稼ぎたい!という方にとっては非常にいい環境と言えるでしょう。
トラックディーラーで働くメリット
給料以外にトラックディーラーで働く特典は具体的にどのようなものがあるのでしょうか?この記事では具体例を交えて解説していきます。
努力次第でしっかり稼げる
トラックディーラーは普通車と違い、物流を支えるトラックが商品です。普通車は景気などで整備数が左右されますが、物流を支えるトラックがメインの商品のトラックディーラーはコロナ渦でも仕事は減っていません。
また、事業用のトラックは乗用車と違い法定点検の頻度が高く、検査項目の数も多いです。事業用トラックはきちんと法定点検をしてから走らないと罰則もあり、3ヶ月毎に確実に点検の依頼が来ます。
そのため、残業が発生しやすい傾向にあり、残業代がしっかりと付与されます。上記の平均年収に残業代がつくため、普通車ディーラーなどに比べると整備士として稼げる傾向があります。
しっかりと稼ぎたい人にとってはうってつけの環境でしょう。
作業内容が特殊なため経験を積める
普通車に比べてトラックディーラーは分解作業が多いため、技術を向上させることができます。また、普通車のディーラーは一人で一台整備しますが、車体や部品の大きいトラックのディーラーは複数人で協力して一台を整備します。そのためチームワークを学ぶこともでき、技術や知識を共有することによりさらに技術をつけることもできるでしょう。
効率的に技術を向上させたい人にとってはぴったりですね。
需要が安定している
普通車は景気や人気などによって仕事量などが左右されますが、前の章でも触れた通り、トラックディーラーは仕事量が安定しています。トラックはインフラとして必要なものなので、今後も極端に需要が減ることは考えにくいと言えます。
自動車整備士自体も安定した職種ではありますが、その中でも安定しているトラックディーラーは非常に安心感がありますね。
トラックディーラーで働くデメリット
前の章では、トラックディーラーで働くことによるメリットを挙げましたが、デメリットはあるのでしょうか?この章では、トラックディーラーで働くデメリットをご紹介します。
部品が重い
トラックと普通車の大きさを比べてみればわかるように、トラックは部品一つ一つも普通車より大きく、重いことが多いです。そのため、普通車の整備以上に力や体力が必要な場面も多いでしょう。
その分、普通車整備と違い複数人で一台の整備を行うため、一人で整備したいという人には向かないかもしれません。
残業が多い
前の章でも書いたように、トラックは日本の物流を支える大事なインフラです。そのため、定時を過ぎる仕事でも受けなければならないときもあるでしょう。
残業が多いことは、より多くお金を稼ぎたい人にはいい条件ですが、ワークライフバランスを重視する人にはデメリットとなります。残業の少なさを重視する人は、トラックディーラー以外の業界を目指した方がいいでしょう。
最後に
以上、トラックディーラーで働く自動車整備士の平均給料についてご紹介しました。この記事を読まれた方は、自動車整備士の転職はエージェントがおすすめ!も一読することをおすすめします。
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