自動車整備士と言うと労働時間が長いイメージのある人も多いのではないでしょうか。自動車整備士の残業は本当に多いの?この記事では自動車整備士と残業について解説致します。
自動車整備士と残業の話
この章では自動車整備士と残業について解説致します。
自動車整備士の残業時間は月20時間
残業が月20時間。あなたはこれを多いと感じますか?少ないと感じますか?感じ方は人それぞれでしょう。
厚生労働省が実施している賃金構造基本統計調査によると、自動車整備士業界の残業時間は平均で1ヶ月20時間程度でした。月の稼働日数にもよりますが、一日当たりで言えば1時間程度ですね。
勿論、平均なので残業が全くない企業もあれば、残業が常態化している企業もあるのが実情です。
しかし、他職種に比べても1ヶ月の平均残業時間が20時間と言えば比較的少ない印象ですね。
働く場所によって異なる残業時間
前の章でも解説した通り、自動車整備士の平均残業時間が月20時間と言っても、働く企業によって様々なのが実情です。
例えば、トラックディーラーなどは常に人手が足りず忙しいので、残業の多い企業が多い傾向にあります。しかし残業代でしっかり稼げるという側面もあるので、残業をしても稼ぎたい!という人にとってはうってつけの職場といえますね。
また、自社で使っている営業車などの点検整備を担当する整備士の場合、1日に整備する車の数の上限が決まっているため、残業は発生しにくくなります。
このように残業の実情は企業によって様々なので、自分にあった企業を選ぶことが大切ですね。
整備士が忙しい時期はいつ?繁忙期の残業について
普通車のディーラーや民間整備工場の中には、繁忙期とその他の時期で全く残業時間が異なる企業も多いです。
ディーラーの場合、2月から4月、7月、12月が繁忙期なので残業が多く、それ以外は残業が少ない傾向にあります。メリハリをつけて働きたい人にとっては良い選択肢といえるでしょう。
整備士の労働時間における注意点
自動車整備士として働く際に念頭に置いておいた方がいいポイントはあるのでしょうか?この章では自動車整備士として働く注意点について解説致します。
自動車整備士はお客様主体の仕事
自動車整備士という仕事はお客様からの修理や点検の依頼によって成り立っています。また、故障の場合も整備の場合も早く直してほしい・診てほしいお客様がほとんどなので、すぐに対応する事が求められます。
ですので、依頼のタイミングによっては繁忙期でなくとも残業が続くことがあるかもしれません。お客様の依頼主体で動く仕事であり、自分の裁量で業務量を調整できない側面があるので、その点は注意が必要です。
ワークライフバランスが取れる企業も増加中!
前章では、自動車整備士は自身で業務量を調整できないと解説致しました。しかし近年、特に大型の整備工場などでは24時間体制にしてシフト制で人員を配置し、残業をせずとも常にお客様から車を受け入れられるようにしている企業も増えてきています。
また、入庫量を制限して残業時間を減らす努力をしている企業もあります。残業の少なさを最も重視する場合は、一度エージェントなどに相談してみてもいいかもしれません。
最後に
以上、自動車整備士の残業や勤務時間についてご紹介しました。この記事を読まれた方は自動車整備士の仕事内容と求められる能力も一読することをおすすめします。
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