大阪オートメッセとは？

「大阪オートメッセ」は、1997年から大阪で開催されている、大型モーターショーです。

「ひろげる・つながる・クルマのワクワク」をキャッチコピーに掲げ、自動車とカスタマイズを主軸に様々なクルマ・エンターテイメントを追求しており、来場者数は例年20万人を超える関西最大級のビッグイベントです。
（公式サイト：https://www.automesse.jp/）

今年、2023年は2月10日から12日までの3日間、インテックス大阪(大阪国際見本市会場)で開催されました。

今年度は3年ぶりに1号館から6号館のフルサイズでの開催となり、合計約50,000㎡の展示面積を500台以上の車が埋め尽くしました。

イベント内容は主に

・自動車ドレスアップ/チューニング製品およびサービスの展示・販売
・ドレスアップ/チューニングカーの展示
・グッズ/ケミカル/アクセサリー関連製品の展示・販売
・カーオーディオ製品の展示・販売
・オモチャ・ゲーム関連の製品およびサービスの展示・販売
・その他自動車関連パーツおよびサービスの展示・販売

など、車好きにとっては垂涎もののイベントです！

目を引く展示やアイテムがそこかしこに散りばめられており、一日で全てを味わい尽くすのは難しいほどでした。

こちらは、2025年に開催を控える大阪・関西万博の公式キャラクター「ミャクミャク」のラッピングカーです。ナンバープレートまでデザインされており、非常にかわいらしいですね。
大阪・関西万博のブースもあり、「ミャクミャク」が直々にPRしていらっしゃいました。

本物の車の展示だけでなく、キッズカート体験やタミヤ等のおもちゃ販売ブースもあり、小さなお子様連れのご家族の方々も散見されました。

実は、幅広い世代に「クルマのワクワク」を体験していただくため、中学生以下の入場は無料となっています。

それでは実際に参加した筆者の目線から、大阪オートメッセ各ブースのレポートをお届けしていきたいと思います。

整備士の皆様へ、見どころをpick up！

自動車メーカーによる新型車のほか、最新スタイルのカスタマイズカーが会場中を埋め尽くしていました。

XaCAR with MFG CONCEPT

まずご紹介するブースは、XaCAR with MFG CONCEPT。
今年で5年目に突入した、人気漫画「MF GHOST」の世界観をリアルワールドで再現するスペシャル・プロジェクト「MFGコンセプト」の取り組みでチューニングされたGR86が展示されていました。

昨年に引き続き、レーシングドライバーの織田学選手をプロジェクト・アドバイザーとし、9社のプロフェクト・パートナーが参加してクラッチやホイールからエンジンオイルまでこだわってチューニングされています。

入手困難なパーツは使用されておらず、全国のGRガレージで手に入れられるパーツだけでカスタムされており、カスタマイズの相談もGRガレージで受け付けてくれるため、同様のカスタムを再現することも可能です。

すべて同様のカスタムにするもよし、気になるパーツを一つ一つ取り付けて変化を楽しむもよし…幅広い楽しみ方ができて素敵ですね。

学校法人誠和学院日本工科大学校／トヨタ神戸自動車大学校

ここでは専門学校生が手掛けた車が展示されていました。

こちらは日本工科大学校の学生たちが、1958年に販売されていたTOYOPETルートトラックをモチーフに、ハイエースをカスタムして作られたハイエースデッキバンです。

カスタム界の巨匠、村手智一氏監修の元、解体・フロントパネル等のパーツ作成・塗装まで11人の学生が協力して仕上げました。
コロナ禍によるアウトドアブームにも適合する車となっています。

こちらはトヨタ神戸自動車大学校の学生たちがレストアした、1966年式TOYOPETコロナハードトップです。

レストア前の車は、錆びてなくなってしまっているパーツがあったり、内装もボロボロで損傷がひどい状態だったのですが、総出で錆を削り、なくなったパーツは当時の雰囲気を意識しながら新しくデザインした結果、このような美しい姿に蘇りました。

2台とも公式YouTubeチャンネルに制作過程が公開されており、学生たちが力を合わせて作業する様子がご覧になれます。

MODELLISTA

トヨタのカスタマイズブランドである「モデリスタ」には、スタイリッシュにカスタムされた新型プリウスが展示されていました。

トヨタ車とレクサス車のみを対象としたメーカー直系のカスタマイズブランドなので、本当に車に合うパーツを豊富なラインナップから選べることや、身近な販売店でも購入できることが魅力的ですね。

BYD JAPAN

BYD JAPANは中国の電気自動車メーカーであるBYDの日本法人です。
今回は試乗会も行っており、来場者の方々も乗り心地を堪能していらっしゃいました。

現在東名横浜にあるショールームの他、北海道から沖縄まで各地にショールームをオープン予定だそうなので、お近くの販売店を探してみてくださいね。

最後に

いかがでしたでしょうか？

レーシングカーやクラシックカー、さまざまなメーカーの新型車の展示をはじめとして、荷台にピアノが搭載されたワゴン車があったり、アルミホイールを展示する横でアルミホイルを配っていたり…大阪らしい面白みがありつつ、普段お目にかかれない車を間近で見られる素敵なイベントでした。

自動車関連の仕事をされている方にとっては、きっと学びの多いイベントになるはずです。

車好きの好奇心を満たす素晴らしいイベント、来年は皆さんもぜひ参加されてみてくださいね。

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