自動車整備士は土日休みが取れない、そんな話をよく聞きます。本当なのでしょうか?この記事では自動車整備士と休日の話について解説致します。
自動車整備士の休日
自動車整備士はどのようなスケジュールで働き、いつ休みを取れるのでしょうか?この章では自動車整備士と休日について、整備士が働く場所として多いディーラーと民間整備工場を例に解説致します。
ディーラーで働く整備士の休日
ディーラーとはカーディーラーの略で、お客様に車を販売する店舗のことです。土日が休みの企業が世間に多いため、カーディーラーは土日にお客様が多く来る店舗がほとんどです。つまり、世間の人々が休んでいる土日をメインに働くことになります。
なので、土日休みを取りたい自動車整備士の人はディーラーで働くのは避けた方がいいと言えるでしょう。
その代わり平日の皆が働いているときに休めて、人混みを避けて過ごすことができるので、その点はメリットとも言えますね。また、ディーラーは整備士業界の中では休みの日数が多い傾向にあります。特にゴールデンウィークや夏季休暇、年末年始は、長期の休暇が設定されていることが多いです。休日の日数を重視する場合はディーラーで働く旨みがあると言えるでしょう。
民間整備工場で働く整備士の休日
ディーラーで働くと土日休みが取れないことが多いと前の章で触れましたが、それでは民間整備工場はどうでしょうか?
民間整備工場は工場により休みの日が全く異なりますが、ディーラーに比べ、土日や日祝を休みにしている工場が多く見られます。土日の休みを重視する自動車整備士の方は、まず民間自動車整備工場の求人から探すのがいいでしょう。
ただ、土日休みの民間整備工場でも、完全週休二日制の工場となるとかなり数は減ってしまうでしょう。隔週土曜日出勤であったり、社内カレンダーによって出勤する土曜日が数回定められているところが多いですので注意しましょう。
どうしても土日に休みたい場合は?
前述の通り、土日休みが多い民間整備工場でも、すべての土日が休みの企業は少ないです。月に何度か土日が休みならいい、という場合であればそれで問題ないでしょうが、毎週土日を休みたいとなると求人を探すのは難しいでしょう。
しかし、土日が完全に休みの企業が全くないわけではありません。狙い目は、トラックなどの大型車の整備工場や、建設機械や重機の整備工場です。求人数は多くはありませんが、土日休みの求人が多いでしょう。
どうしてもほしい条件の求人が見つからない場合は、転職エージェントに相談してみてもいいかもしれません。非公開求人を教えてもらえる可能性があります。
自動車整備士の休日数は少ない?
自動車整備士は休みの日数が少ないというのは本当でしょうか?この章では自動車整備士と休みについて解説致します。
休みの日数は企業によって異なる
自動車整備士以外の業種でも企業によって年間休日が異なるように、自動車整備士が働く職場も企業によって年間休日が全く異なります。ただ、傾向で言えば大手メーカー系列のディーラーはある程度の休日数が確保できている店舗が多く、輸入車ディーラーは年間休日が一般企業と比べても多くなっています。
輸入車ディーラーの一部には、年間休日が120日を超える企業も存在するので、休みの日数を重視する整備士の方は転職の際に輸入車ディーラーを視野にいれるのもいいかもしれませんね。
自動車整備士と繁忙期
他の業種と同じく、自動車整備士にも繁忙期というものがあります。一般的に自動車整備士の繁忙期は2月から4月と言われており、他にも7月と12月のボーナス商戦の時期、9月の中間決算時期なども繁忙期であることが多いです。
繁忙期に休暇を沢山取得するのは現実的ではありませんが、それ以外の時期なら有給がしっかり取得できる企業も増えてきているので、面接などで詳しく確認すると良いでしょう。直接確認するのが難しければ、転職エージェント等を通す方法もあります。
最後に
以上、自動車整備士と休日の話についてご紹介しました。この記事を読まれた方は自動車整備士の仕事内容って?求められるスキルについても解説!も一読することをおすすめします。
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