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車体整備士とは?受験資格や合格率、給料について解説!

記事更新日:2023/11/30

車体整備士とはれっきとした国家資格です。では、車体整備士はどのような仕事なんでしょうか?

この記事では車体整備士と自動車整備士の違いや、車体整備士資格の取得方法、受験資格や合格率・過去問について解説致します。

自動車車体整備士ってどんな仕事?

自動車車体整備士(車体整備士)とは一体、どのような仕事なのでしょうか?この章では、車体整備士の仕事内容や資格概要、自動車整備士との違いについて解説致します。

車体整備士の資格ってどんなもの?

車体整備士は、自動車整備士の中でも特殊整備士と呼ばれる資格の一つです。フレームやボディ、つまりは車体部分の点検や修理・整備についての知識や技術を問われる資格です。

自動車整備における板金塗装等のプロフェッショナルである資格となりますが、板金塗装自体は有資格者でなくとも行うことができます。しかし、自動車車体整備士の資格を取得することにより、お客様や企業から見てもフレームやボディのプロフェッショナルであるという証明にもなりますので、信頼や給与アップに繋がることでしょう。

就職・転職の際にもアピールポイントとして使えますので、フレームやボディを専門に扱いたい人や、板金塗装を極めたい人は取得するべき資格といえます。

車体整備士の仕事内容

前節でも解説した通り、車体整備士は自動車整備関連の仕事でも、フレーム・ボディ等の車体を主に扱う資格となります。資格内容に紐づいて、車体整備士はフレームやボディの整備や修理、点検をすることが多く、板金塗装も請け負います。

車体整備士とよく似た自動車整備士は、エンジン等の内部構造の整備や修理が主な仕事となりますので、車の内部より外装に興味がある人や、板金塗装を極めたい人にとってはぴったりの仕事といえますね。

車体整備士を取得するメリット

車体整備士は、自動車整備士と同じく国家資格です。しかし、自動車整備士のように、車体整備士の資格を持っていなければできない作業というのはありません。では、車体整備士を取得するメリットはあるのでしょうか?

板金塗装などの車体整備は、資格が不要な分、特に経験を重視する企業が多いです。例えば同じ経験年数の人と比べられるとき、車体整備士の資格を取得していれば、車体整備士を取得するだけの知識や技術があること、資格取得できるだけの努力ができることをさらにアピールできます。

転職活動の際などにも役立ちますし、就職後も資格を持っていることでより難しい仕事や、やりがいのある仕事を任せてもらえる可能性があります。車体のプロフェッショナルを目指すなら取得して損のない資格でしょう。

【関連記事】

2級自動車整備士資格とは?難易度や合格率・受験資格も解説! – 自動車整備士求人ナビ (seibishi.me)

車体整備士になろう!

前の章では車体整備士の仕事内容と資格概要について解説致しました。この章では、車体整備士の受験資格や合格率、過去問について解説致します。

車体整備士の受験資格

特殊整備士である車体整備士も、自動車整備士と同じく受験資格要綱があります。詳細は個人によって異なりますが、基本的に専門学校や機械科等を卒業してない人は、受験するために2年以上の実務経験が必要です。

その他機械学科や認定大学等を卒業した生徒は授業内容によって、実務経験が必要ない場合や実務経験が短縮されることもあります。車体整備士の受験を考える場合はまず自身の経歴を整理してみましょう。

車体整備士の合格率

車体整備士の合格率は一般社団法人日本自動車整備振興会連合会によって発表されています。車体整備士の学科試験合格率は、年にもよりますが70~98%程度であることが多いです。他の自動車整備士資格の学科試験合格率と比べると高めの合格率ですが、受験する場合は過去問を解くなどの対策はしっかりと行っていきましょう。

車体整備士試験の過去問

車体整備士試験の過去問は、前節で触れた合格率と同じく、一般社団法人日本自動車整備振興会連合会が過去の試験問題を公開しております。

平成16年度以降の試験問題が公開されているので、練習問題として試験勉強に使用するといいでしょう。

車体整備士の待遇は?

自動車車体整備士の仕事内容や資格内容、受験資格や過去問について解説してきましたが、給料や待遇は皆が気になるところだと思います。この章では車体整備士の給料や年収について解説していきます。

車体整備士の給料と年収の話

車体整備士の給料や年収について、残念ながらデータを出している機関はありません。

しかしながら、自動車整備士の年収については、日本自動車整備振興会連合会の「自動車特定整備業実態調査結果概要」にて調査されています。令和4年度の平均年収は約404万円とのことでした。車体整備士も同等程度の給与と考えて良いでしょう。

自動車整備士の給料についてはこちらの記事で詳細を解説しています。

自動車整備士の給料について解説!昇給についても調べてみました! – 自動車整備士求人ナビ (seibishi.me)

車体整備士と労働時間の話

厚生労働省が実施している賃金構造基本統計調査によると、自動車整備士業界の残業時間は平均すると1ヶ月あたり約20時間です。

この残業時間を多いと見るか少ないと見るかは人によるでしょうが、他業種に比べると少ない数字ではあります。もちろん職場による部分が多くはありますが、統計上ワークライフバランスは取りやすい職業といえるでしょう。

最後に

以上、自動車車体整備士の仕事内容や資格、受験資格や合格率ついてご紹介しました。この記事を読まれた方は、ガス溶接の業務手順は?資格の種類やメリット・デメリットもご紹介!も一読することをおすすめします。

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